長距離管路調査研究会

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調査機器

対象管径： 250mm-2000mm
ケーブル長： 1500m
ボディサイズ： L=840mm×W=145mm×H=160mm
カメラヘッド： Pan&Tilt=135°&+/-80°
ズーム機能： 光学10倍

長距離調査可能にしている理由

  • ケーブルによる軽量化

    このシステムでは光ファーバーケーブルを採用しています。従来の銅線ケーブルと比較すると約80%の軽量化され、光ファイバ ーグラスとケブラーの構造によりφ5mmでケーブルドラムもコン パクトな設計になっています。

  • バッテリーの搭載

    光ファイバーを使用しているため、動力源はバッテリーになり ます。バッテリーを搭載する分自重が増し、摩擦抵抗が上がり、 走行時に無駄なくパワーを伝えることができます。またケーブル も軽量なため牽引力も増し、長距離調査を可能にしています。

  • ステアリング機能

    4輪が独立してモーターを使用しているためステアリング機能 があり、転倒防止機能によりオペレーターは正しいポジションの 維持して前進します。また平面な場所では方向転換も可能です。

  • 変更可能なタイヤ

    管路の状況に合わせて使用するタイヤを変える事により、パワ ーをロスする事なく、長距離を進んでいきます。洗浄が行えない 管路では非常に有効です。

調査事例

使用用途として
適している場所
  • ・小中口径下水道管
  • ・大口径下水道管
    (但し、管路内状況による)
  • ・電力管
  • ・途中人孔のない工業用水管
 調査１ ボックスカルバート管
調査 調査 変形した管路
調査 調査 未清掃管路

調査機

  • フレキシブルなカメラシステム
    カメラヘッドとクローラーボディ部が分割できるため、クローラ式だけでなく、船体式としても使用が可能です。
  • 大口径調査時使用状況
    コンパクトな設計なので、さまざまな特殊マンホール形状にも対応します。
    船体式は自然流下でのみ使用可能です。
    水深： 20cm程度より使用可能
    流速： 下流おいて船体が回収可能である場合には、流速が早い場合でも調査可能です。船体の回収が不可能な場合には流速状況によって調査方法が変わります
2t トラック
対象管径： 80mm-200ｍｍ
250mm-600mm（挿入台車使用時）
ケーブル長： 120m
ボディサイズ： L=325mm×W=71mm×H=65mm
カメラヘッド： Pan&Rotation=200°&∞
ズーム機能： なし
曲がり管適用角度： φ100mmで使用する場合45°
φ125mmで使用する場合90°
φ100mm/150mmでの接合部の場合90°

長距離調査可能にしている特徴

  • 水の高圧噴射によって小口径管でも
    長距離を調査することができます。

  • シザー部を伸縮させることで
    接合部や曲がり等にも対応でき、
    自在に進んでいくことができます。

JT system
そのほか特徴

ポータビリティ性により様々な場所での調査が可能です

不明管調査

作業風景1 作業風景2
作業風景3 作業風景4
JT System(Lindauer Schere)は不明管調査にも優れた能力 を発揮します。従来のサテライトシステム(親子カメラ)と異なり、サテライトカメラを押込むシステムのではなく、高圧噴射とシザーをうまく使うことによって、取付管内にあるズレや段差も乗越えて調査していくことができます。土砂堆積していても、多少の堆積量であれば、高圧噴射で洗浄を行いながら前進することができます。 またASYSシステム(モーションセンサーとソフトウエアの連動)を併用することで、より管路形状を測定し3D管路図を作成することができます。ロケータ内蔵なのでカメラの位置を把握することにも役立ちます。
win can
世界で最もシェアを持つ下水道報告書ソフトウエアWinCan日本語版を採用しています。 WinCanは管路施設用管理ソフトウエアです。拡張性のあるモジュール式ソフトウエアで、WinCan VXを核にして7つのソフトウエア(Analyst, Map, Web, LaserScan, ScanExplorer, ProTouch)からなります。報告書を作成するだけでなくソフトウエア上で画像解析を行い、より詳細な調査を行うためのサポートしてくれます。 また、現在日本で使用されている報告書よりもパワフルでかつ洗練されています。GIS機能使っての台帳図機能や、ヒートマップ機能、展開カメラ、レーザースキャンなどの追加のモジュールソフトをインストールすることで、WinCanソフトウエア1つで様々な調査を行うことができます。またハードウエアに左右されることなく、どの調査機器でも使用することができます。 当研究会ではWinCanの使用と普及活動を積極的に行っていきます。 詳しくは下記ウェブサイトを参照してくだい。

webhttp://www.wincan.com/dnn/en-us/home.aspx

WinCan使用してのメリット（例）

1. メイン画面

調査内容が常に表示されているので、調査の取りこぼしをなくし、ミスの少ない調査を行えます。

2. 報告書

調査が終了したのち、数回のクリックをすることで、現場においても報告書の作成が行えます。

3. 3D管路図の作成

3D管路図を作成することができます。傾斜計等のデータを使用するとよりリアルな管路図を作成できます。またJPEGでの図面を3D管路図に表示もできます。

4. 解析機能

WinCan Analyst・Wincan Mapを併用することで台帳図上での管路情報の表示や、解析等をおこなうことができます。

5. 傾斜計測

傾斜計を搭載しているカメラ機器では、傾斜計測を行い報告書を作成することができます。

6. PhotoAssitant機能

ソフトウエア上において、管の曲がり角度、木根侵入などの管内占有率、水のレベルなどをより簡単に解析することができます。
win can
スクリーニング調査で注目されるようになった管口カメラ調査。当研究会で採用しているのは、JT－elektronik社製FastPicture（ファストピクチャ）です。
FastPictureはバッテリー電源で駆動し、強力LEDにより、より遠くまで照射し管内状況を確認、動画保存（HD画質）ができます。カメラヘッド角度の微調整を行えるようにモーターでのアジャスト機能がついているため、オプションのマンホールガイドを使用することによって作業員1人でも安定した作業を行う事ができ、映像のブレもなく動画及び写真記録が可能です。
また、ローマ字での表示も可能になっており、撮影後の映像整理も効率的に行えます。 緊急時の装備として、また管内清掃の調査前後の確認にも使用できます。


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カメラ フルHDカメラ
解像度 1920ｘ1080
ズーム 360倍(光学30倍ｘデジタル12倍)
感度 1.41Lx
フォーカス 手動/自動
照明 高輝度LED
電源 バッテリー及びAC電源
最大充電時間 80分
稼働時間 2～3時間
モニター 10インチHD-LCD
録画装置 デジタルレコーダー（H.264）
USBメモリー/ハードディスク
取り付け 伸縮ポール8ｍ（2ｍ、４段）
保護等級 IP67
重量 カメラ：2.2kg
伸縮ポールとファストロック：4.5kg
ケース：6.8kg
操作 キーボード/遠隔操作